必勝法公開!大手監査法人の就職活動(EY/KPMG/Deloitte/PwC)
パパ!助けて!!いつの間にか監査法人のリクルートイベントが始まってしまっているわ!内定もらえる自信ないよ!
大丈夫だよ。僕がどうやったら内定をもらえるのか教えてあげよう!正直なところ全然難しくないから安心して!!
やったー!!ぜひおねがいします(*^^*)
みなさんこんにちは。
論文式試験お疲れさまでした。
多くの監査法人で、既に法人説明会などのイベントが開催されているかと思います。つまり、就職戦争はすでに始まっています!
今日は、大手監査法人の採用活動も担当したことのある私が、就職活動の必勝法をご紹介します。
コンテンツ
監査法人の採用活動について
基本的には売り手市場が継続!
監査法人の就職活動ですが、基本的に売り手市場が継続しています。もちろん、2−3年前からするとその度合(誰でも内定がもらえた時代)からすると少し落ち着いてきてしまっていますが、依然として大手監査法人は大幅な人員不足に悩まされています。
そのため、一人でも多くの人に来てもらいたいというのが各法人の本音です。ただし、あまりにもひどい人には流石に来てほしくない、これも本音です。
つまりどういうことかというと、「優秀」ではなくとも少なくとも「普通」であることを示すことができれば十分です。
リクルートを行う職員は全員素人!
監査法人の就職活動というのは、基本的に会計士が実際にすべてを担当します。そのため、就活生を評価している人たちはリクルートという意味では素人です。
そのため、基本的にみなさん見る目なんてものは養われていないので、自分のなんとなくの感覚で判断していることが多いでしょう。
この「なんとなく」ですが、基本的にみなさんの表情、声色、質問内容などから判断をしています。そして相手は素人なので、少し工夫することでその評価を良い方向に変える非常に簡単です。
面接は既に始まっている!!
上で記載したように、採用活動を行うのは素人です。そのため、例えば面接などの短時間でその人を見極めるのは不可能なのです。
そのため、どの法人も説明会や個人面談などの評価を非常に重要視しています。なので、いまあまり意識せずに受けていると、やる気のない人などと評価が下されてしまう可能性が高いです。
だからきちんと1回1回のイベントを大切にすることが重要です!!
内定を勝ち取れない人の特徴
さて、ここではそのような状況の中で内定を勝ち取れない人の特徴について説明します。
なぜ「勝ち取れない人」の説明をするかというと、売り手市場なのでまずは「普通」以上を勝ち取ることが重要なので、「ダメ人間」というレッテルを貼られさえしなければ問題ないのです!
特に重要視されているのはコミュニケーション能力で、いわゆるコミュ障については、評価がされません。そんなこと言っても、コミュ障なのだからしょうがない!!って人もいるかなとおもうのですが、ここで言うコミュ障とは、重度のものです。
採用活動なんてたかだか2−30分くらいしか顔をあわせる機会がないのですが、その短時間で「あ、こいつやばい」と思われなければいいのです!
職員を友だちや単なる他人とは思わない!
これは意外に気にされていない就活生が多いのですが、結構重要なポイントです。特に男性ですね。
相手は友達ではないので、ある程度よそ行きな対応が必要となります。例えば話すときに変なところを向いていたり、無表情であったりしていませんか?
また、普通に友達と話すときのように気怠そうに話していませんか?
いつもより少し表情を豊かにする、いつもより少し声を張ることで最低ラインはすぐにクリアできると思います。
心当たりがない人も、一度自分が話している姿を動画にとって見てみてください。客観的に見ると皆さん結構態度がわるいですよ!笑
説明会などの場では自分が質問する立場であることを理解する!
これは自身がコミュ障だと思っていないタイプのコミュ障に多いと思うのですが、自分語りが異常に長い人っていますよね。
私の体験だと、20分と限られた時間の中で、就活生に自己紹介を求めたら延々と自分の生い立ちを5分程度話されてしまいました。1:1ならまだいいのですが、他の就活生もいるなかで周りに配慮できないこのような行動については、マイナスと取られてしまいます。
きちんと自分がどの立場であるのかを理解して、それに沿った行動を行いましょう。
例えば自己紹介なんて1分程度でいいんです。名前とどんな部署や業務に興味を持っているかぐらい話せば十分です。
回答は鵜呑みしない!!必ず具体化してもらう!
たとえば、以下のような会話をやってしまっていませんか?
御法人では監査業務のほかに、非監査業務にも携われますか?
はい、もちろんです。実際に多くの人が非監査業務にも携わっていますよ。なんでもやりたいことはやらせてくれます!
ありがとうございます!
よし!この法人なら自分のできることが出来そうだ!ぜひ行ってみたい!!
ふわっとした質問をして、ふわっとした回答が返ってきてそれで満足しているケースです。実際には結構多いです。
これを避けるためには、ぜひ以下を心がけてください。
- 回答には実績の数値や割合を聞いてみる。
- その回答を支えている法人の「制度」について聞いてみる
特に、この制度まできちんと理解できていると、自分の志向と法人の施策がマッチしているかというのを確認できるとともに、後々エントリーシートや面接のときでも具体例で志望動機を語ることができて加点されると思います。
例えば上の例でいえば、非監査業務に携わるのはたまたまアサインが空いていたからとか、その業務を持っている人の近くにいたからとか、そんなことが全体としてみたときに多くの人が携わっているといった話だったりします。これだと、きちんと希望が通るのかわかりませんよね。
たとえばその希望を伝えるためにどんな制度があるのか、非監査を行っている人はどの部署に所属しているのか、その制度や部署はどのくらいの年次から使えるのか、実績としてどの程度の年次の人が関与しているのか、低年次で関与する場合にはどのような役割が割り当てられるのかなどなど。
職員も素人なので、皆さんが聞いたことにのみしか答えてくれない人、ふわっとした回答をしてくれない人もいますので、ぜひ自分から追加質問をしてみましょう。
リクルートイベントに無防備で突っ込むのはやめよう!
リクルートイベントには、必ずと行っていいほどフリートークが用意されています。
このフリートークは、基本的に受験生が職員に質問をすることで進行していきます。この質問の仕方や内容は評価に大きく関わりますので、30分でもいいですので準備してからいきましょう!
いくつか例を記載しておくので、もし気になることがなかったとしても、質問しないなどは絶対避けてこちらを使ってみてください。
また、準備する場合にも参考にしてください。単純な質問だけでなくて、なぜその質問をしたいのかや、具体例などを聞くために工夫しています。
- 私は将来的に海外で活躍できる会計士になりたいです。御法人では毎年多くの方が海外派遣されているかと思いますが、海外派遣を目指す場合に優先されるクライアントや業務などはあるのでしょうか。それとも、特に差はないのでしょうか。
- 私はまずは一般事業会社の監査で基礎を学び、その後に異動をして専門領域の習得をしたいと考えています。異動を行うためには、どのようなアクションをとることで実現可能でしょうか。また、そのように社内で異動される方は年間どの程度いらっしゃるのでしょうか。
- 御法人は特に若手スタッフに対する研修が充実していると伺いました。研修内容としてその効果を高めるために工夫されているポイントがございましたら教えていただけますでしょうか。
まとめ
今日は大手監査法人で「採用」を勝ち取るための極意についてまとめてきました。
ここで再度おさらいしてみます!
- まずは「普通」を目指しましょう
- 面接だけじゃなくて、リクルートイベントでも評価されています
- 職員は友達ではありません!少しよそ行きな態度を心がけましょう
- 自己中心的な態度はやめるために客観視しましょう
- ふわっとした質問で満足するのはやめよう
- 少しは準備しよう
これらができれば、少なくとも「だめな受験生」というレッテルを貼られることはないでしょう!
そしてその評価さえ受けなければ、必ずや監査法人の内定は勝ち取れるでしょう!!ぜひ臆せず頑張ってください。
もし気になることがあれば、コメントやTwitterなどでいただければと思います。